本物は時代が変わっても生き残り続ける

Posted : 2023/2/24

こんにちは。MORTARスタッフのソラです。

そろそろこの寒さにも飽きてきた今日この頃。

もういい加減寒いのいいってえええええええ!
と、叫びたくなります。

そして季節の変わり目に毎回思うことがあります。
寒くなると夏が恋しくなり、暑くなると冬が恋しくなる。
人間ってほんと無い物ねだりだなあ…と。

とにかく今は春が待ち遠しいです!!

さて本題に入りますが、
今回はみなさんご存じCARHARTTの紹介です。

今更CARHARTTの紹介!?なんて思われる方もいるでしょう。
だって今では、知らないという人がいないぐらいに有名なブランドですから。

しかし今回は、意外と知られていないであろうブランドの誕生からこれまでのヒストリー、
そしてCARHARTTの魅力をご紹介させていただきたいと思います。

少し長くなりますが、
是非最後まで読んで欲しいです。

【CARHARTT】

CARHARTTは1889年にハミルトンカーハート(Hamilton Carhartt)が
アメリカのミシガン州デトロイトにて設立したワークウェアブランドで、
設立当初は4台のミシンと5人の従業員で製造を始めた。


写真:Hamilton Carhartt

その後、現在もカーハートを代表するアイテムであるオーバーオールが誕生。
しかしオーバーオールは当時から優れた耐久性を兼ね備えていたがあまり売れなかった。

その為、労働人口の多くを占めた鉄道員の需要に応えるべく
鉄道技師に改良のアドバイスを求め製品工場に勤めた。

そういったところから様々なヒントを得て
オンスを変更し、トリプルステッチなどの強固な作りに加え、
ハンマーループやツールポケット等、
機能性に富んだ作りで労働者に受け入れられるようになり
今も代表となるアイコニック的なアイテムへと進化していく。

1900年代に入るとシャツ、パンツ、シューズ、ハンティングウェア等、
商品のバーリエーションも増やしていった。

この頃は当時”カー”と呼ばれていた路面電車とミシガン州を含む
アメリカ合衆国中西部”ハートランド”を名前にかけた
通称”ハートマーク”と呼ばれるロゴマークを使用していたそう。

それがこちらの画像↓

ハミルトン・カーハートは、1937年に他界。
しかしその後もカーハート一族により彼の意志は引き継がれ、
現在に至るまでアメリカのみならず世界中で愛されるブランドへ成長していった。

そしておなじみとなった通称『Cロゴ』が発表されたのが1966年。

モチーフはギリシャ神話に出てくる食べ物と豊かさの象徴として用いられた
『コーヌコピア』ギリシャ神話に登場する「豊穣の角」がモチーフとなっています。
これは、豊かさの象徴、労働者を第一に考えるブランドとして、産業の発展をイメージしたもの。

そして1966年からこれまで約60年もの間、
ロゴが変わっていないという事にとても歴史を感じました。

今となれば、ストリートシーンを代表するシンボルともいえます。

そういったストリートシーンで着用されるようになったのが1990年代頃。
もともとは労働者の為に考えて作られていた商品が、
90年代に入り、2Pac、ASAP ROCKY、KANYE WESTなどの
HIP HOPアーティストがストリートシーンで着用したことによって
ファッションとして着用をする人が増えていった。

また、ジャケットに付いている大きく充実したポケットは、
ストリートのグラフィティ・ライターの間でも評判が良く
機能面でもカーハートの服は群を抜いていたそう。

CARHARTTがストリートシーンに人気を得たことには様々な理由がある。
中でも大きな要因は、当時のHIP HOPが理想や美学として掲げた
男らしく力強い人物像とマッチしたこと。
CARHARTTの服は厚みがあり、オーバーサイズのジャケットは、
『どんな体格の人が着ても重厚感が生まれ、人々は堂々と街を歩ける』
というところからストリートシーンに浸透していった。

こういった影響もあり1994年には、デザインやシルエットをより現代にアレンジした
ヨーロッパ発のカジュアル・ウェアラインCARHARTT Work in Prodress(CARHARTT WIP)をスタート。

1994年に設立されたCARHARTT WIPは、
オリジナルのワークウェアをベースに独自のコレクションを展開していく。

ご存じの方も多いと思いますが、同じCARHARTTでもUS企画とEUR企画があります。

US CARHARTTは伝統的なワークウェア。
それに対しCARHART WIPは、ユーロ企画です。
素材は上質なものに、シルエットは現代的にアップデートして作られています。

現在MORTARで取り扱いしているのがユーロ企画のCARHARTT WIPです。

ブランドの誕生から130年以上も愛され続けるCARHARTT。
一つのブランドがここまで長く、
様々な人に愛され続けるということはそう簡単な話ではありません。
そして本当に素晴らしく、とても格好いいことです。

今の時代は自分で何でも出来てしまう世の中です。
言ってしまえば、誰だって簡単にブランドも作れます。

しかし、ただ売れそうなものを簡単に作るのではなく
本物を追求し続けて完成したものこそが本当に格好いいモノづくりだと思います。

タイトルにもある通り“本物は時代が変わっても生き残り続ける”

とは、まさにCARHARTTにぴったりな言葉ですね。

長くなってしまいましたが、
今回はあえて、皆さんもご存じCARHARTTについて紹介させて頂きました。

結論何が言いたいかというともうこれ以上フェイクは必要ないし、
CARHARTTのような“本物は時代が変わっても生き残り続ける”
そんなブランドがもっともっと増えていったら面白いなとおもいます。

自分自身も時代に流されすぎず、
これからも本物を追っていきたいと強く思います。

そして最後に最近入荷した新作アイテムの紹介も少しだけさせてください!

・CARHARTT WIP DUSTER SWEATSHIRT
Carhartt WIPの人気定番アイテムであるスウェットシャツ。
ブランドネームをスクリプトロゴで大きくフロントに刺繍で施し、
シンプルながらも存在感のある1枚。
シルエットはふっくらとしたルーズフィットで、
生地の裏側には肌触りの良い起毛加工が施され、
柔らかさが加わっています。カラバリも豊富に展開しており、
ワードローブには必ず揃えたい定番スウェットです。

・CARHARTT WIP S/S LINK SCRIPT T-SHIRT
オーバーシルエットのTシャツ。
左下に刺繍でブランドネームが施されています。
シンプルなデザインなので様々なパンツとの相性も抜群です。

これから更に春物が続々と入荷する予定です。
まだ言えませんが、実は巷で話題のブランドも新しく3月からお取り扱い予定です…
皆さんの期待は裏切りませんので、楽しみに待っていてください(^^)
近くなったらまたお話させていただきます。

では、今日のところはこの辺で。

SORA