スケートカルチャーショップ
Posted : 2021/8/11
1940~50年代頃、アメリカで木の板に車輪をくっつけた”ローラーサーフィン”というおもちゃが作られました。
そしてそのおもちゃは改良され、アートや音楽、スポーツ、ファッション、思想など様々な要素を取り込み、”スケートボード”という巨大なカルチャーへと発展しました。
そして2021年、スケートボードはオリンピックの正式種目に追加され、東京オリンピックでは日本人選手たちが大活躍しました。
ストリート部門では男子金メダル、女子は金、銅メダルを獲得、パーク部門では女子が金、銀メダルを獲得。
間違いなくスケートボード史に一生刻まれるであろう大事件ですね。
そしてこの喜ばしき功績により、スケートボードは日本で急速に認知され、世間一般に受け入れられてゆくのではないでしょうか。
お店に立っていてもスケートボードに興味を持ってくれるお客様が日に日に増えている事を肌で強く感じています。
しかしスケーター達の間ではスケートボードがオリンピック種目になったことに対して反対的な意見を持つ人たちも多く存在していたりするのです。
冒頭でも少し書きましたが、スケートボードはアート、音楽、スポーツ、ファッション、思想など様々な要素を吸収して現在に至っています。
オリンピックでのスケートボードは競技的、スポーツ的な部分をフォーカスしたスケートボードと言えるでしょう。
それはスケートカルチャーの一つの側面に過ぎませんね。
しかしオリンピックを通してスケートボードのスポーツ的な側面が一気に世間の注目を浴び、スケートボード=スポーツみたいな認識になると、
スケートボードにとって重要な要素であるはずのアート、音楽、ファッション、思想の側面は薄れてしまうかもしれません。
そんな昨今、私達のようなスケートショップはスケートボードの面白さや楽しさを伝えるとともに、スケートカルチャーの様々な側面や奥深さも伝えてゆくことが重要な役割なのだと感じました。
そこで今後はMORTARオンラインストアのニュースページでスケートカルチャーやに関する情報や小ネタなんかをブログ形式で共有していけたらと思っております。
皆さん是非ともチェックしてみてください。
そんなこんなで今回は、個人的に印象的だったコンテスト出場スケーターを3名紹介してゆきたいと思います。
彼らはコンテストという得点を競い合うスポーツ的なスケートボードイベントに参加しながら、トリックの難易度以外でも見る人にインパクトを与える本当にかっこいいスケーターだと思っています。
・大会中唐突にスプレーを取り出して壁に落書きをしたニール・ブレンダー
1980年代、アリゾナ州でのコンテスト中、ニール・ブレンダーは自分のラン中にスプレー缶を取り出し、壁に落書きを始めて会場は大盛り上がり。
トニー・ホークのような誰でも知ってるような有名人ではありませんが、コアなスケーター達の心をつかんだスケーターの一人です。
・企業ロゴを身にまとうスケーターたちをよそ目に無地TEEでSTREET LEAGUEに出場するディラン・リーダー
今は亡きカリスマ、ディラン・リーダーは、世界最高峰のスケートボードコンテストSTREET LEAGUEにも出場していました。
世界最高峰というだけあって出場スケーターたちはいくつものスポンサーを持っており、スポンサードされたブランドのロゴTシャツやキャップを身に着けています。
そんな中ディランはいつでも無地のシャツかTEEで登場。逆に目立っちゃってます。
何にも縛られず自由な服装で自由に滑る。これぞスケートボード!と言わんばかりにカメラに中指を突き立てる姿は強烈なインパクトを残しました。
・オリンピック直前に全編ストリートのパートを公開する堀米雄斗
オリンピック金メダリストの堀米雄斗くんですが、
彼の凄いところはオリンピック直前に全編ストリートのビデオパートを公開したところでもあるんです。
日本は特にストリートスケートに対して厳しい意見を持っている人が多い国なのですが、
そんな日本の代表選手がガンガンストリートを攻めまくっちゃってます。しかも世界中のスケーターを唸らせる上質な映像ばかり。。
そしてオリンピックで金メダル獲得。
まさに正真正銘のNo.1スケーター!
堀米雄斗くん改めておめでとうございます!
こんな感じで今後もスケートボードにまつわる情報や小ネタをMORTARニュースページでシェアしてゆきたいと思いますので是非ともチェックしてみてください!
by 古川